法人向けノベルティ企画ガイド|顧客エンゲージメントを高めるオリジナルグッズ開発4ステップ

はじめに──“配るだけ”では選ばれない時代です

こんにちは。オンワードコーポレートデザイン インサイトセールス事業部です。

「なんとなく例年と同じノベルティを発注し、在庫が倉庫に眠ったまま……」そんな“配って終わり”のループに心当たりはありませんか?

本記事は、販促・マーケティングご担当者さまが売上や客単価という“数字”で評価される施策を組み立て、上司や現場から拍手をもらえるノベルティ企画を設計するための完全ガイドです。もし『配布数=成功』と考え、KPI 設定や効果測定を後回しにしているなら要注意。今こそ“戦略的ノベルティ”へ乗り換えるタイミングです。この記事を読みながら、一緒に“配る前・配った後”のシナリオを描き直しましょう。

目次

戦略的ノベルティで成果を創出する3本柱と4ステップ

弊社では、量販店や家電チェーンの販促担当者さまから、毎年こんな声をいただきます。

• 「ロゴ入りグッズを配っているのに在庫が余る」
• 「効果を数字で示せず、来期の予算を削られそう」

ノベルティ市場は約 4,800 億円。
ライバル企業は年々増え、“とりあえず配れば喜ばれる” 時代は終わりました。
必要なのは、

1. 戦略的な企画フレーム
2. KPI を握るデータ運用
3. オン・オフ統合のリピート導線

の 3 本柱です。

私たちはこれまで 年間300案件/1,100万点(2024年実績) の法人向けノベルティを企画・制作し、ある量販店でのノベルティキャンペーンでは売上予算の+3.2%、7.5億円UPを達成し来店者数も想定を大きく上回る結果となるなど、多数の実績がございます。本記事では、実案件で使っている 4 ステップ を実例と数字付きで語り尽くします。ご興味のある方は最後に 事例集付きのサービス資料(無料)「無料ノベルティ相談」 へのご案内も用意しましたので、ぜひ最後までお付き合いください。

STEP 1|目的と KPI を“数字”で握る

1-1 ゴールは「行動」で定義する

まず決めるのは “何点配るか” ではなく、“顧客にどんな行動を起こしてほしいか”。たとえば―

ゴール例

指標

目標値

再来店を促す

30 日以内の再来店率

+15 pt

客単価を上げる

平均客単価

1.3

アプリを広める

アプリ DL 数

1,000

 

数字を握っておくと、社内稟議も説得力が段違いです。

まずはこの「目的」をKPIとして“測定可能な状態にする”ことで、ただの認知獲得ではないノベルティ企画が可能になります。具体的な手法は“STEP 4|オンライン・オフライン統合で“配って終わり”を防ぐ”セクションにも記載しています。

1-2 KPI を絞る

KPI が増えるほど現場は迷子になります。たとえば上記がKPIであれば「再来店率+アプリ DL」など代表的なKPIに絞ることが一般的です。

STEP 2|ペルソナ × シーンで「捨てられない」案を出す

2-1 ペルソナを作成する

  • 30 代共働きママ(週末のまとめ買い)
  • 20 代ガジェット好き男性(平日夜の EC 比較)
  • 40 代会社員(ボーナス直後に高単価家電検討)

多すぎると迷走します。各ペルソナに “来店動機の弱点” を貼り付けます。

2-2 シーンで課題を可視化

ペルソナ

来店シーン

課題

(来店動機の弱点)

解決グッズ案

30 代共働きママ

週末に家族で大型店へ

レジ待ちで子どもが退屈

「塗り絵バッグ」+ キッズスペース案内

20 代ガジェット好き

EC で比較検討

検討中に離脱しやすい

USB-C ケーブル + レビュー投稿クーポン

40 代会社員

ボーナス商戦

価格差で最後の一押しが弱い

限定カラー折りたたみバッグ

2-3 “捨てられない” 3 条件

1. 実用性──月 3 回以上使う場面が想像できる
2. 携帯性──バッグに収まる/軽量でかさばらない
3. デザイン性──ブランド世界観が伝わり、生活に溶け込む

オンワードはアパレルで培った 素材選定・配色バランス を武器に、一目でブランドが伝わるツールデザインが可能です。

STEP 3|MOQ・納期・品質─三つ巴を制する裏ワザ

3-1 コストと品質のバランスで生産地をコントロール

1. 大ロット&コストパフォーマンス重視 → 中国やベトナムで工場で量産
2. タオル・陶器といった工芸品など品質を求める場合 → 国内生産

3-2 リスクを抑える 4 チェック

1. 企画段階:ノベルティの目的や仕様、禁止事項を明確にして、サプライヤーとの認識齟齬を防ぐ。
2. スケジュール管理:全工程に余裕を持たせたスケジュールを共有し、納期遅延時の対応策も事前に決めておく。
3. 品質管理:検品基準や検品体制を明確にし、不良品対応も含めた品質保証体制を整える。
4. 法令・ブランド対策:知的財産や素材の安全性に配慮し、ブランドイメージ毀損のリスクも管理。

STEP 4|オンライン・オフライン統合で“配って終わり”を防ぐ

4-1 QRコード 付きカードでオンライン導線を開通

グッズ配布時に QRコード付きのカード を同梱し、LP で以下を提案します。

1. レビュー投稿
2. アプリ DL
3. LINE 友だち追加

※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

4-2 メール/LINE 3 通シナリオ

送信タイミング

コンテンツ

目的

翌日

お礼+使用シーン提案

NPS アップ

1 週間後

SNS 投稿キャンペーン

UGC 拡散

2 週間後

限定クーポン

追販

4-3 店頭・EC・SNS をワンボイス化

店頭 POP、EC バナー、メールを 同じコピー・同じクリエイティブ に統一。顧客はチャネルを跨いでも違和感なく購買行動を続けられます。

ケーススタディ|イオンリテールさま ブラックフライデーの事例

背景・課題

• 集客の目玉となるお買い上げノベルティ企画でコスト重視のノベルティを配布。
• しかし “BLACK FRIDAYらしさ” が弱く、毎年の恒例企画としてブランドを想起させる力が不足していた。

施策

• ノベルティをキャンペーンの象徴にすべく、人気トートバッグブランドと協業。
• 黒地にパンダ型キルティングと専用タグを施し、日常使いできる実用性と“限定感“を両立させた。
• さらにバッグに QRコード付きカードを同梱し、来店者アンケートを実施。顧客の反応や来店動機をデータとして取得し、次回以降の施策改善につなげた。

成果

• 幅広い年代から「かわいい」「使いやすい」と好評を得て、トートバッグが “イオンのBLACK FRIDAY” を想起させるアイコンに定着。
• 店頭・SNSでの話題化により、ノベルティ以上のプロモーション効果を創出した。
• アンケートデータの活用により、定性的な好評だけでなく、顧客の行動・満足度を数字で把握でき、施策評価と次年度企画立案に役立てることができた。

イオンリテール様の実績事例詳細はこちら

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